イベントレポート - 2018.10.20

8/22 やきスタ実演ライブVol.3 「青村さん」と記憶を失った私

822日、「やきとりスタジアム東京(やきスタ)」で、山口県長門市の銘店「焼とりや・ちくぜん」の名物焼き師・青村雅子さんによる「やきスタ実演ライブVol.3」が開催されました。 


山口県長門市から、やきとり界の名物女将、‘やきスタ’に登場!

 

今回の記事は、第1回の「実演ライブ」にも参加した脚本家の栗山宗大さんからレポートを頂きました。

✴︎

栗山です。脚本家です。
「青村さん」が東京に来るという知らせを受けて
やきとりスタジアム東京に再びやって参りました。

「青村さん」はロシアにいたり、

 
 
イタリアにいたりと、

 

 
世界を巡り「YAKITORI」を発信する、やきとり界の名物女将ともいえる存在です。

 
お生まれは山口県の長門市。
人生紆余曲折の、一念発起がありまして(割愛します)
高校時代の親友と平成2年に「焼とりや ちくぜん」を開業。

しかし当時、平成でも、まだまだやきとり屋さんは
おじさんのためのパラダイス。

「女なんかが、やきとり屋に来るな」

という空気があったようです(本人述懐)。

そこで青村さんたちは

「女性でも家族連れでも楽しめる」をモットーに
お店づくりに励んできたのでした。

気が付けばお店は地元民に愛される名店となり
さらには長門を「やきとりの街」として盛上げる女神となり
はたまた、世界を巡るやきとり界の名物女将へと進化していくのでした。

「あたし、なんでこんなことになっちゃったのか(↑の3行)わかんないんです」

「一生懸命、大好きな地元のためにやってただけなんですけど・・・」

「くりやまさん、イタリアってどこにあるんでしたっけ?」

と、ご本人はいたってのどかなお人柄で
そこに強靭な意志というか「圧」というか
そんなものは微塵も感じることはできません。
何か大きなお導きによって「青村さん」は動かされているのではないか?
彼女がどこへ向かおうとしているのか?
それはきっと誰にも分からないのです、本人も含めて。

 
さて、というわけで、青村さんの実演ライブのレポートです。
前回の雪辱を晴らすべく(席がなく食べられなかった)
今回は特別席を事前にリザーブ。
世界を一緒に旅しているヤキトリフォトグラファー井島健至とも合流。
二人で意気揚々と席についたのでした。

さぁ、乾杯だ!

さぁ、おかわりだ!

おっと、日本酒だぁ!

 
栗山「ロシアからおかえりなさい! あの写真イケテルねー!」
井島「くりりん(栗山)、ロシアすげーいい国だよ。美人だらけなんだよ」
栗山「マジで!?」
井島「純朴で素敵な人柄。親日で他国をリスペクトする精神。俺たちはロシアについてまだまだ何も知らないんだよ!」
栗山「そうか、そうですか。呑もう! 呑んで呑んで鉄のカーテンを溶かそうじゃないか!」

 
などなど・・・

ロシア談義が楽しくて・・・・呑み過ぎて、しまいました。
そして酔っ払いすぎて・・・・記憶が、おぼろげになってしまいました。
えっと、レポートが書けない。泣。

とりあえずは、私のiphone6sで撮った写真と、撮影班の素材を見直して
記憶の扉をノックしてみるしかありません。

こんこんこん。お、

 
これは前菜・・・・?
港町である長門らしいお品。

かまぼこは長門の名産。
反対側は、サザエのうに和え、だったはずです。
そして真ん中は、、何でしょうか、、
くらげ? いや、ふぐかな!?

・・・とにかく、素晴らしい前菜でした。

(やはり記憶が完全にやられています)

※編集部注)中央のお品は「とらふぐ皮の松前漬け」でした。

とはいえ、、、、ですよ。
長門の「ちくぜん」で「長州黒かしわ」を初めて食べた時は感動。というか衝撃でした。
長州黒かしわの味は、やばいのです。
朝に地元の養鶏場で捌いたばかりの、黒かしわのやきとり。
芳醇な旨味の地平が、口内に果てしなく広がっていくのです。

うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

「こんなに美味しいやきとりがあっていいものか」。
長門の人たちが本当に羨ましくなったのでした。

黒かしわに出会うために
ただ、それだけのために

JALかANAかスターフライヤーで、長門へ飛んでもいい!!!

そう思うのです。はい。
ちなみに、スターフライヤーがおすすめです。

「Mother Comet」という機内誌がハンパなく素敵です。
コアで渋い編集方針に、ひどく共感しました。
ぜひみなさんも、ご一読してみてくださいませ。

さて、話が脱線・脱臼し続けていますが
そんな黒かしわが、青村さんに焼かれたものが、東京で食べられるという体験。
それがやきとりスタジアム東京の「実演ライブ」の醍醐味でしょう。

で、これが焼かれていく黒かしわです。

 
絶品だったと思います。きっと。
そしてこれ、これは「黒かしわの肝」。貴重な逸品です。

 
肝の匂いが苦手な私でも
優しいフレーバーに包まれて、とっても幸せな気持ちになった。はずです。

 
そしてこれは「ちくぜん流塩ふりの術」。
手の平からすーーっと、串の1本1本へと伸びていく塩の柱。

 
この手さばきを見ると、当然ながら、青村さんも「一流の焼き師」であったんだと気付かされます。
「串打ち三年、焼き一生」という言葉を知ったのも、そういえば青村さんから聞いたのでした。
やきとり1本に秘められている「技」の数々。

知れば知るほど、奥深い世界。

今後も、実演ライブがそのような「技」の魅力を
お客さんに披露説明し続けている場であったらいいなと感じています。

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ちなみに、私のiphone6sの写真フォルダには
3枚しかありませんでした。少ないですね。
酔っ払うにもほどがありますね。

1枚は先ほどの前菜。
そしてもう1枚がこちらのおくら巻き。

 
全くやる気のない構図になっていますが
このおくらは通常の2倍大きいんだそうです。
そしてあの、おくらならではの「シャキネバ感」も満載でありまして
私は興奮して写真を撮ったのだと思われます。
※編集部注)長門市の伝統野菜である「白おくら」を豚バラで巻いたものでした。

 
そして最後の写真。
〆の麺。
その名も「ながとりめん」。私の大好物。
長州どりのガラ、皮、野菜、そして海の幸色々を煮込んだスープが
あっさりながらコク旨! 酔った胃袋を心地よく癒してくれるのです。
ちなみにこの「ながとりめん」は
長門市役所の有志たちが地産地消メニューの研究で生み出したものです。

「どこか提供してくれるお店はないものかな? そうだ青村さんにお願いしよう」

という長門あるあるパターンで「ちくぜん」の定番メニューとなったのです。

あと、、何を食べたのかな。。
たぶん、他にも「長門」の逸品たちが勢ぞろいしていたかと思われます。

 
あぁ・・・。あぁ。

今度は、また長門で、「ちくぜん」で食べたい。
おぼろげな記憶で、記事を書きながらそう思うのでした。

長門、行きたいなぁ。

やきとりの街、長門へ。

スターフライヤーで。

雲の向こうには、黒かしわ。

 
青村さん。お疲れさまでした! くだけた記事で申し訳ありませんでした。

写真右側は新本真由美さん。冒頭で触れた青村さんとともに「ちくぜん」を開業した高校時代からのご親友です。

26年間。一緒に走り続けてきた間柄。ふりかえればそれは、大きな道となっていました。

「ふりかえる余裕なんて、ありませんけどね。前しか見ないんです」。

ライブを終えたお二人は、疲れた様子も見せずに、もしくは元気になって

夜も更ける、銀座のどこかへと、ハネていきましたとさ。

WORD by MUNEHIRO KURIYAMA
PHOTO by TAKESHI IJIMA

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