イベントレポート - 2018.12.15

11/5 やきスタ実演ライブ Vol.6 愛媛県今治市「まる屋」徳永圭子さん、ライブレポート!

2019年11月5・6日の2日間、「やきとりスタジアム東京」(以降、やきスタ)にて、愛媛県今治市の銘店「まる屋」主人、焼き師・徳永圭子さんによる実演ライブが開催されました。

 
過去の実演ライブの中でも、ひときわ笑顔あふれる盛り上がりを見せた、愛媛県今治市の銘店「まる屋」店主・徳永圭子さんの回。アットホームなライブの様子を写真とともにレポートします!

 
「まる屋」は、店主の徳永圭子さんと、次男で焼き担当の越智 輝さんが二人三脚で営む、今治やきとりの銘店です。

 
今治やきとりの特徴といえば、「串に刺さっていないこと」。

 
 
コテを使って、鉄板で鶏肉を焼き上げます。
造船業やタオル産業に携わる職人が多い今治。忙しい職人にさっと提供できるように、この「串に刺さない」スタイルのやきとりが定着したそうです。

「今治は、昔から造船業が盛んな街でした。他の地方に比べると、鉄が手に入りやすかったことも、この焼き方が定着した一因かもしれません」(徳永さん)

 
 
そして今治やきとりの特徴として忘れてはならないのが、「重し」。
この日の実演ライブでも、輝さんが「今治から担いで持ってきましたよ!(笑)」という“相棒”の重しが登場。

鉄の重しを肉の上に乗せ、鉄板に押しつけながら焼いていきます。

「重しによって、肉から水分と脂が出ます。水分で『蒸し焼き』になり、さらに脂で『揚げ焼き』状態になるわけです。圧力によって、火の通りが早くなるだけでなく、余分な脂が落ちてカリッと美味しく焼けます」(越智さん)

 
お客さんに向ける笑顔は優しい輝さんですが、肉を見つめる表情は真剣そのもの。かっこいいです!
お客さんからは「母性本能をくすぐる」という声が。

 
今治やきとりの味付けは、「タレ」が一般的。皿に盛り付けた後にタレを回しかけるのが今治流です。「まる屋」では、テーブルにタレのボトルが置いてあるそうですが、この日は“銀座流”ということで、上品な小鉢に入ったタレがやきとりとともに登場しました。

 
この日は今治やきとりのほかも、徳永さんが「朝6時に起きて持ってきた!」という「今治桜井地えび」の揚げものや、瀬戸内鯛のカルパッチョ、伊予の絞り汁が入った魚介の味噌汁など、瀬戸内の幸をたっぷりと味わえるスペシャルメニューがカウンターに並びました。

 
今治のご当地メニューであるざんき(鶏のから揚げあげ)に、ピリ辛を混ぜた「ロシアンざんぎ」で盛り上がる一幕も。

 
「まる屋」の人気の秘密は、今治やきとりをはじめとする料理だけではありません。
知る人ぞ知る、「まる屋」の名物が、店主・徳永さんのとびきりの笑顔と明るいトーク!
徳永さんと話がしたくて、店を訪れるお客さんも少なくないのだとか。

 
今回の実演ライブでも、今治の歴史から、お客さんの人生相談まで、徳永さんのトークは絶好調。「吉本より面白い」と、徳永さんの虜になるお客さんが続出していました。

 
この日の客席には、徳永さんの“東京公演”を見届けようと、今治から駆けつけた「まる屋」の常連さんの姿も。「まる屋」で出会ったお客さんどうしが、徳永さんを通じて仲良くなり、みんなで旅行に出かけたりすることもあるそうです。

 
「人の縁の輪が丸くつながるように」という願いを込めてつけられたという「まる屋」の店名。
「お店に来た時よりも、帰る時の方が楽しい気持ちになっていてほしい」と徳永さんは話します。
その願いがやきとりを通じて実現していることを実感できる、あたたかいライブでした。

 
2017年にイタリアで開催された「第11回世界やきとリンピック®」に参加して以降ますます、今治やきとりへの愛が強くなったという徳永さん。
今回のライブを終えて、「やきスタは(焼き師にとっても)切磋琢磨できる場所。世界に出ていっても恥ずかしくないように、ここで勉強できることがある」と話してくれました。

「やきとりこそマイライフ!」と笑顔で宣言して、この日のライブのために上京した仲良しの常連さんたちと、夜の銀座の街へ消えていった徳永さんでした……。

 
 
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